介護職が介護関連の副業をするメリットについて

副業と聞くと、「本業とは全く異なる分野の仕事をする」と考える人は多いのではないでしょうか。介護職で考えると、飲食店や日雇いのイベントスタッフなどが挙げられます。しかし、副業を収入を上げるためだけを目的とするのではなく、本業に生かせるスキルアップの機会として捉えるのはどうでしょうか。そこにはたくさんのメリットがあるでしょう。

たとえば、副業として夜勤のみを担当する介護士をするとしましょう。夜勤の時間帯はスタッフ数が少なく、緊急の対応が必要な時も、一人でこなせるスキルが求められるポジションです。経験を積み、ステップアップにつなげようとする意欲がある人は、大いに成長できる場でしょう。また、夜勤は通常であれば人が休んでいる時間に働くため、給料が比較的高い職場が多いです。また、スタッフの需要と供給が見合っていない職場も多く、夜勤を希望するスタッフは重宝される存在です。そのため、本業が介護職の人は決まりやすいというメリットがあるでしょう。

では、訪問介護ヘルパーはどうでしょうか。訪問介護ヘルパーは、要介護者の自宅へ向かい介護を行う仕事です。そのため、要介護者とより身近で介護を行うことから、コミュニケーションスキルが磨かれるでしょう。さらに、短時間で成果をあげることも求められるため、調理や掃除などのスキルも必然的に上がるかもしれません。

このように、介護職の人が副業でも同じ分野の仕事をすることは、収入が上がるだけでなく自分次第で学びの場に変えることができるのです。